環境への配慮

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浄化槽汚泥濃縮車

アメニティいわきの浄化槽汚泥濃縮車

浄化槽汚泥濃縮車は、アメニティいわきグループの第一環境管理センターが開発した、環境にやさしい画期的な汚泥処理・運搬車です。浄化槽汚泥を濃縮することで大幅に減量化し、また分離液を浄化槽の張り水として使用できるという大きなメリットがあります。汚泥処理が短時間で済み、少量の使用薬品で、車体がコンパクトなため比較的狭い場所での作業も可能です。また従来の脱水車と異なり含水率95%前後に設定していることから、し尿処理場への搬入が可能です。

S-N式汚泥濃縮車開発目的

全国的に下水道が普及していますが、地域によっては下水道整備の遅れ、し尿のみを処理する単独浄化槽から生活排水も処理する合併浄化槽の普及などにより、し尿処理場への搬入量が増加する傾向もあります。そのため浄化槽汚泥が増えて、やむなく投入制限をしなければならない施設も少なくありません。このような現状の打開策のひとつとして開発したのが濃縮車です。浄化槽汚泥のBOD1およびSS濃度2は、くみ取りし尿の1/3とひじょうに薄く、量が多いことに着目し、1/5から1/3に濃縮することに成功しました。

*1
Biochemical Oxygen Demandの略。生物化学的酸素要求量のこと。汚泥の程度を表す指標のひとつ。水中の酸化可能性物質、主に有機物質が酸化される際に消費する酸素量のことで、20度・5日間で消費される酸素量をmg/Lの単位で表した。
*2
Susupended Solidsの略。水中に浮遊している1ミクロンから2mmまでの浮遊物質のこと。孔径1ミクロンの目幅のろ紙でろ過した際に、ろ紙上に残存する物質をmg/Lで表した。

受付時間 8:00-17:00(平日)